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〜鯨の餌にされちゃぅ〜
今日はひさびさの単独釣行。 いつもは釣り好きでジャズとピアノ演奏を聞くのが好きな好青年
大物@さん
との2人釣行が多いのだけれど、今日は他のお楽しみがあるとかで小生単独。
早すぎたのかなぁ? 港はまだ暗いが陽は昇り始めたようだ、今日も
のぶちゃん船長
は二度寝したとかで遅れてきた。 常連のトクさんと船宿の入り口で待たされた。
さぶかったぁ〜。
朝待合室で 鰺船
の常連さんのご夫婦などみんなで、ストーブを囲んで情報交換があったのです。 社長が言うには
むぎ烏賊 が出始めた・・・とか。
「!!!」とひらめいた、しかし準備はしていないし、即席でも行けるのかな? と良からぬ思案をしはじめてしまった。(でもその気配はあったのです、船長には怒られるかもしれないけど・・・やってみよう)
本当だったら平日に休んでやってみたい・・・(実はこれはHP上では明かせないのです・・でも確信があり、絶対にやってみたい、紀伊半島方面では一度やって大成功だった・・・海面でバラしたけど・・・)
内心ワクワク・ドキドキしはじめていたが、秘策は即席では有効ではない、試みるか否か・・・。
それは11時をまわり、待望の「赤」を1枚手中に納めたあとにやってみたのであった。
気配は感じられた、1回ではあるが小さくキュンキュンと竿先が暴れた。 見逃さなかった。 帰ってきた針には烏賊の足だけがテロ〜ンと残っていた。 いる・・・・。 もの凄い緊張感がこみ上げた。
船長の目を盗んでやってみた。 即席なのでちょっと自信はなかった・・・が・・・
げげ、来た・・・。 竿先が大きく海に刺さった。
「船長:バラすなよぉ〜。 バラしたら海に落として鯨の餌にしてやるからなぁ〜」
鯨って人を喰うのか? そんな冷静な反応はもうとうできなかった、なんせ秘技を喰った魚がいるのだから・・・、 それにしても重い、なかなか上がってこない。
残り78m ほんの1時間前だったか、大艫に2本竿の社長がサメを上げていた。 その後に1キロ強の良型の「赤」を釣り上げた。 小生の右隣は名人のK氏。 4.8キロを上げた名人のとなりで、こんなふざけたことをしでかして、大型が釣れちゃったらどうしよう?? とばかり気になっていたところに、船長が大声で怒鳴る。操舵室から出てきて怒鳴る。
残り56m 「船長:これでバラしたら今日は海に泊まってもらうからなぁ、明日の朝迎えに着てやるよ!」 などと大声で怒鳴るのである。
残り42m 「船長:おい、タモ持っていってやれぇ〜」 トクさんがタモを持って後で様子を見ている 「ゆっくりやんなよ!」声が暖かい。 K名人も社長も固唾を呑んで見ている。 視線が痛い。
残り30m 深呼吸のあと冷静に判断しはじめる
「小 生:なんか・こないだと・違うんですが・・・」
「トクさん:何が・・・?」
「小 生:引かないんです・・・」
「トクさん:どんな・・?」
「小 生:三・段・引き・って・やつ・が・無い」
「トクさん:・・・・・メダイか?」
残り18m 何かちがう・・・魚には違いない。
残り7m やばい、これで上げたら秘技がばれる・・・。
残り2m ・・・・ピィ〜♪ ハリスをたぐりよせる・・・
「船長:なんだぁ〜、そんなの船に上げるなよぉ〜」
既にトクさんはいなかった・・・。
釣った本人はホッとしているのである。 サメの口には秘技が付いている。 ハサミを片手に、船縁の船長から見えないところでハリスを切った。
もうやる勇気はなかった。 準備が必要だ。 事前に作っておかねば釣れた時にバレる。 やっぱり平日に艫でやってみたいと、つくづく思った。
深場での釣行で、この時期からのっこみ時期にしかできない秘技だ。
絶対に釣れる自信がある。 懸賞がかかっている時期に釣れるだろうか?
秘技はやめた。 その後「赤」を1枚追釣した。
「あと10分ねぇ〜」 スピーカーからの声はおだやかだった。
「はい、それではねぇ〜、コマセを前の方の箱にもどして、桶は水の中に入れておいてくださいよぉ〜、」 声は赤く怒鳴っていない。
ひとしきり片づけが終わりかけた時、携帯電話が鳴った。 今回これなかった
大物@さん
からの状況確認の電話である。
「どうでしたぁ〜」と聞かれた、「ツ抜けです」と脅かしてやった。 「嘘でしょ?」と言う間もなく「嘘です」と言い、釣果を告げた。
鰺釣りの 第16
いなの丸 を右舷にみながらゆっくりと帰港。
なんと港には皮ジャン姿の
大物@さん
が居た。 さっきの電話は何?
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