| 儀兵衛丸 2号船のヤス船長からメールが届いた。 3号船のターボー船長が前回の釣行時の掲示板への書き込みを見て、ヤス船長に伝言してくれたからだった。 内容は「また来てくださいね・・」であった。
わが社の部下は、小生が日に日に黒く陽に焼けるのをどう感じているのか? 週が明ける度に日焼けしてまっくろになっては会社に来る。 もちろん釣りに出かけているのは知っているが、最近では『そんなにおもしろいのか?・・・』と、興味はもってきているらしい(しめしめ)
でもってわが社の喫煙所、前回のイカ釣りの話をしたら・・「イカかぁ〜喰いたい、新鮮なイカを喰いたいっすねぇ〜」と弊社の若頭のYMB君が一言漏らしたのである。 満面の笑顔の小生(想像出来る方もいると思うが)、「じゃぁ、釣りに行くしか無いでしょ〜」。 これに二つ返事で「連れて行ってください」とYMB君の賢明な一言。 「よし、じゃ19日午前4:00集合」と決まったのであります。
おいおい、ひっかかったな〜! なんて言っているのはどこの誰? 小生の会社じゃ、「ゴルフに有給休暇取ってもいいが、釣りならダメ」などと言う役員さんも居る中で、徐々に洗脳していった成果が・・・・ おっと、・・・小生の勝ちなのであります。

少しでも良い釣座を、と思うのは釣り人なら誰しも考えるよね。 小生も今回ばかりは
儀兵衛丸ヤス船長
にYMB君の釣りを見て指導してもらおうと、操舵室の脇に席を取りたいがために、午前2:00到着をめどに出かけたのです。 と、言うのもYMB君は船での釣りは数回しかないし、ましてイカとなれば初めてでもあったのですから・・・
でも、船宿までの道のりで嫌ぁ〜な感じ。 横横高速で横風が気になったから、こりゃもしかしたら・・・とは思ったのだが、案の定港は風が出ているのです。

前夜に飲み会が入ったYMB君。 眠い目をこすりながら一生懸命なのは良いが、まさか寝ないで来るとは思わなかった。 小生に遅れること30分、YMB君は4:00の待ち合わせにもかかわらず「起きれないと・・・」との判断から、寝ずに車を飛ばしてきたのである。 根性入ってるよねぇ〜。
船宿が開くまで仮眠を促して、小生も車中で仮眠。 パラパラと空車が目立った港の駐車場も、気が付くと満杯の状態。 儀兵衛丸さんでは大女将が準備をはじめている。 「今日は風が吹いてるねぇ〜イヤだねぇ」って女将さん。 沖の方を見るとウサギが見えている。(ウサギとは風で波が立ち、風で海面が白くなることを言う) 初心者のYMB君には、儀兵衛丸さんの貸し竿を借り、まだまだ出船まで時間があるので、休憩所でお煎餅をパリポリ・・・ 外も釣り人で賑わいはじめたころ、仕掛けの準備のためにまずは乗船。 釣座に座って仕掛けの準備開始。 
はじめてのYMB君には、市販の仕掛けを渡し、道糸へのセッティングを促す。 仕掛けの解き方から錘のつけ方、そして投入器の使い方と仕掛けの裁き方・・・・、なんまるさんにお教えいただいた投入器への仕掛けの仕舞い方なんかわ、教える側にたってはじめてそのなんたるやを知った。 船の上での注意事項、そして設備の解説。 出船までにとりあえずはすべてを話してはみたものの、まぁ〜実際に釣ってみないと始まらないので、あとは海上で・・・。 
出船時間となり、ヤス船長も操船室へ・・「ちょっと良くないねぇ今日は・・・」 うぅぅ〜気がかりな一言・・・・・そして出港。 港を出る時はみんな感じるんだよねぇ 「はぁ〜、いいっすねぇ〜この感じ・・・」 そう、天気は良いし朝のすがすがしい空気の中を滑るように船は出て行く・・ ・・・のであったが、イザ港を出ると・・・そこはウサギが飛んでいる。 やはり風は強い。 波も多少ウネッている。 「ちょっと走りますから、キャビンへ入ってて! 波をかぶるから・・」っと船長のアナウンス。 仕掛けが飛ばないようにして、二人ともキャビンへ、 船は出港して西へ進路をとった。 「30分くらい走るよ」と常連さんらしき人。 しばし雑談するものの、小生には気にならない横揺れと縦揺れも、YMB君にはこたえるらしい。 「船で酔ったことは過去2回ですから大丈夫ですヨ!」 とは言うものの、常連さんらしき人の「こうも揺れると酔うんだよねぇ〜!」の一言に、想像したのかYMB君はグロッキーぎみ、「ちょっと外へ出ています」って、外はすごい波しぶきなのに大丈夫なのか? 
案の定濡れたYMB君、船は江ノ島沖を経て小田原沖へ、オネジタへと向かっているらしい。 船は速度を下げる、漁場に着いたらしい。 キャビンから外へ出る、陽は射しているのに風が強く波もある。 魚探を見ながらの操船だろう、船はゆっくりと旋回しながらイカの群れを探しているらしい。 減速してからすでに5分経つが止まる気配は無い。 その間も波しぶきは風に舞い上げられて容赦なくわれわれを濡らすのである。 急な減速、そして警笛。 開始の合図に小生はもう錘を投げている。 タイミングのわからないYMB君は一瞬遅れて小生の方を見る。「あれ?もう投げたんですか?」。 錘を手にして小生や周りを見回すが、既にみな竿を持って錘の着低を待っている状態。 「いいんですか?やっても?」 うん、と合図を出し一応解説したとおりに投げた・・・が、リールのロックをはずしていなかったので、下に降りない・・・「あ、そうだった・・」 そうなのです、それを忘れるんですねぇ 「60mで底から10〜20まで巻いてみて!」と船長、「なんて言ったんですか?」とYMB君、「水深が60mに対して、イカの反応が10m〜20mにあるから、誘いながらそこまで巻いてみてって言うことだ」と解説。 加えて仕掛けの長さと動きを解説。 「あぁぁぁぁ〜、そう言うことですか」と納得した様子。 7分程度のさぐりでもアタリはまったく無く、警笛・・・「はい、上げてください、まわります!」 と船長。 初の電動リールに慣れない様子で、それでも一生懸命のYMB君、初の仕掛け仕舞いはと言うと、やはり角を怖がってブランコ状態で投入器に仕舞う。 なんまるさん! わかりますわ、じれったい気持ち! 察しましたよ! 
2回目の流しまでは15分〜20分はあったか? そうとう長く感じられた、それくらい反応が無い様子だ。 3回目・・・4回目・・・いっこうにアタル気配なし。 操舵室から顔を出したヤス船長も「厳しいねぇ〜、今日は辛いなぁ〜」って。 やっとアタリがあった。 うねりがあるので竿先を海中に入れて巻き上げ、なるべくバレないように上げてくる。 1杯確保。 バケツの中のスルメイカを見て、がぜんやる気を出したYMB君ではあるが、その後もコシカタセを攻めるが一向にアタリは無し。 パラパラと船中でもあがってはいるが数は伸びない。 船長も一生懸命だから波しぶきも凄い! 「もう一度走ります、長井沖へ戻ってみようと思いますから中へ入ってください」と船長。 キャビンへ入っては見たものの、朝より凄いウネリの中、ひっくり返りそうになるのを踏ん張る。 しばらく走るが船長の声「ダメですねぇ、長井沖なら風が・・とは思いましたが、今日はこれで上がります」・・・・ 残念だが仕方ない。 結局のところ、二人で1杯のスルメイカ(この日は竿頭の人でも6杯であったから、まぁ1杯取れたのは奇跡かもしれない)はYMB君のお土産に、そして宿での昼食と、さらにキャベツのお土産で解散。 儀兵衛丸の大船長も早上がり、手に1個づつのキャベツを見て「もっともっていきなおう! 1個じゃしょうがないおう! 美味いキャベツだでおう!!」とコンビニ袋に3つも詰め込んで渡してくれた。 キャベツは翌日のYMB家のお好み焼きになったとさ・・・ イカは?と言うと「おいしかったっす!」と出社時の開口一番のYMB君の感想でした。 でも、もっと釣りたいよね、やっぱリベンジじゃ! |