| 台風6号が北上しているものの、伊戸沖は静かだ。 夜中に雷が鳴って目がさめたって大御所は言っていたが、小生は気が付かないほど爆睡していたらしい。
午前4:00起床、布団もそのままにいそいそと準備に出た。 船長がすでに納屋から氷や餌などを軽トラックに積み込んでいた。
「おはようございま〜す」っと声をかけると、「デッケェなぁ〜!!」っと一言。 「おっきな@デブと申します、よろしくお願いしま〜す」。

宿(海老丸経営の
いそざき
と言う年間民宿)から船着場までは自分の車で行く、距離は歩いてでも行けるのだが[
釣り舟専用駐車場 ]が漁港にあるので、そこまで荷物ごと車で行ける。 船長の軽トラックがそこから船の間際まで荷物を運んでくれるので、釣り人は竿だけ持って船まで歩いて行く、ものの2分程度だ。
ここ伊戸の港はこじんまりしているがスッキリとした感じ、船宿は海老丸意外に2艘? 係留された船はその程度だった。 昨日見て周った港同様、やはり岩礁に囲まれた港入り口は磯釣りには最適な感じなのだが「磯釣り禁止・磯遊び禁止」になっている。 船長曰く「磯釣りはやっても良いんだよ、怒られるまではねぇ〜」って・・・
Myハニーも船着場までお見送り、コマセ以外につけ餌を¥500で付けてくれ、朝食のおにぎりも運び込んでいざ出船。
〜 出船 〜
そうそう、この おにぎり
なんだけどさぁ〜、小生は気に入ったなぁ〜、今度行くときも是非別注文したいんだ!
港を出て伊戸の沖へ向かった。 ここ海老丸は大鯛を釣らせることでも有名だし、HPでも大鯛が飾ることが多い、昨日の千鯛丸の船長も「海老丸さんで釣ってよ」って言っていたしね。
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左舷舳:相棒さん
左舷艫:ちょろ松さん
右舷舳:小生
右舷艫:なんまるさん |
竿受けに竿を置き、電源もOK、ハリスを伸ばすだけにして気を落ち着かせて一服。 するとまだ港を出て5分とたたないのだが、船は減速しはじめる。 船長が出てきて魚探を送り出して更に低速で根の上を周っている様子。 ありゃ? もう開始か? 付け餌が溶けてない状態だ・・・
「はい、じゃぁやってみてください。 水深は35m、上から27mで・・・。だいたい33mくらいまで落として、そこからコマセを撒いて27mまで。」っと船長のスピーカーを通したダンディーな声。
小生は慌ててハリスを伸ばし、付け餌をコマセから選ぶ・・・と・・・「あれ、もうかけててるよ〜〜」っと相棒さんの声。
見ると
ちょろ松さん
が竿を曲げてやり取りしている。 っと言ったそばから
相棒さんにもヒット ・・ありゃぁ〜出遅れたかぁ〜
小生も準備OKで期待を胸に第1投目・・・・道糸の色を目で追う。10m・・・20m・・・30m・・・コマセを振る・・・巻く・・・振る・・・巻く・・・27m・・・竿受けに置き、ドラグを調整・・・。
すると 来たぁ〜!!!
ギュ っと軽くアタリがあったと思ったら、ギュ〜〜〜〜ンっと
竿先が海面に突き刺さったぁ〜〜〜、ドラグを調整して10秒も過ぎていない。 おそらくハリスがなじんだかそうでないかくらい・・・
これはすごいことだっ っとばかりに竿を竿受けからはずし、構えて引こうとした瞬間・・・
フッ ・ ・ ・
切れたのだった・・・。デカイ、これはデカカッたに違いない。
もうこの時点で小生の心臓はバクバク状態。
いっそいでハリスを付け替え、第二投目。・・・・
ギュ っと軽いアタリ、そしてギュギュギュ〜〜〜ン
げへへへへ・・・こりゃぁすごいぞぉ〜〜〜
数週間、いや数ヶ月間のマダイの引きから遠ざかっていた小生の頭の中は、半端じゃなく有頂天状態。 心臓が冷静に動いていないのがわかる、まるで不整脈を打っていて、今にも心臓がリールを巻きそうな勢い。
上がってきたのは2キロクラス。 続いて3投目も・・・4投目もアタル! ここまで空振りなし・・・
まだ時間は午前5:56分、1時間も過ぎていないのに既にマダイが3枚、キントキが1枚。
相棒さんは半年ぶりのマダイ釣りらしく、活き活きとファイトしていたっけ。

このあと一流し目を終え、いったん竿を上げて最初の場所移動。 「はいやってみてください、棚は27mね。 水深は37m」 っと冷静な船長の声。
期待を胸にビシを投入、上からの指示棚で竿を置きドラグを調整する・・・。
あれ? あたりが無い・・・上げてくるとオキアミの頭だけ無くなって来る。 右舷艫の
なんまるさん に当り。 2キロくらいのをゲット!
すると船長が「あぁ〜ぁ、つまらねぇナァ〜、落ちこぼれが居なくなっちゃったぁ〜」っと悪たれをついて苦笑いしていた
オキアミの頭だけ無くなると言う事は・・・いなの丸のマーちゃん船長の言葉が頭を過ぎった・・・・・「・・・頭だけ無くなる時は頭だけ付けてみなぁ〜・・・」・・・まるで死後の世界から蘇るものの言葉のように脳裏で囁くマーちゃん船長の声・・・トホホ
すると、ギュ っと来て、ギュ〜〜〜〜ン。 来るのである・・・
ここでもオキアミの頭だけ作戦で2匹ゲット。 こりゃどうなることやら、「おっきなさん!釣り過ぎだぁ〜」って
なんまるさん のおっきな声。

「みごとに一流し終えると喰わなくなるなぁ〜」っとは船長のボヤキとも聞こえる一言。
時間は8:10ころ・・・、「釣った魚を絞めてクーラーに入れちゃいなよ〜、おっきなさん
もう休んでいていいからさぁ〜」ってなんまるさんの一言。 確かにもうこれだけ釣れれば昨日のシマアジもあることだし食べきれないでしょ・・・。
っとそこでとりあえずは小さめのオキアミを針に付け、27mの棚を取っておいてから、魚を絞めることにした。
足元のバケツ樽の魚のエラにハサミを入れ、血を抜いていると・・・
[糸送り]にしていた電動リールが
ウィ〜〜〜ウィ〜〜〜〜
っと唸っている・・・
ん? っと見ると、竿が海面に突き刺さっているではないの〜〜〜
がぁぉ〜 きぃたぁ〜っ
一瞬の出来事だったように思う、内心「サイズアップ♪ サイズアップ♪」と鼻歌を歌って血抜きしていたもんだから、念が届いたのか・・・
竿が重い、グゥングゥンと海に糸が出て行く、2m 5m 出る。
27mで棚を取ったのに今は33mまで出てやっと少し巻き取れたか・・・「デカイよ〜、ココは根が無いからゆっくり巻いてきていいよ!」っと船長。
気持ちよい竿の曲がり方、でも本人はハリス切れのことばかり頭にある、巻く。 上げては巻く。 「ゆっくりでいいよぉ〜、魚が弱ったら50cmづつ巻いてくればいいんだよぉ〜」っとなんまるさんの声で我に返った。
そうだ時間はあるんだ、無理して上げる必要は無いんだった・・・・。
3.2キロが自己記録、その時よりも更にデカイ感触と引き。 グゥ〜グゥ〜 っと三段引きが心地よい。
汗が噴出して滴り落ちる、あと5mのところで軽くなった感じがした。 浮いてきた、船長がタモ取りしてくれて無事GET。
もう真子は落としたあとだろう、おなかは薄かった。 もしこれが乗っ込み時期なら6キロはあったかも・・・
その後は
なんまるさん
の言う通り、血抜きしておとなしくしていた。 小さなウリンボがつれたのでヒラメが釣れると言うので泳がせて遊んでいたのだった。
その後船は場所移動、布良瀬と言われるポイントの近くへ移動したが、泳がせの反応は無い。 船長曰く「ここではモロコも上がるときがあるよ」って。
爆釣だった今回の釣りも時間になり、沖上がり。 船は港に戻るのだがここで感動の一幕。 岩礁に囲まれた港への入港の一幕だが、船の幅+両舷3m程度の入り口に向かって、頭を向けた船は一旦停止し、押し寄せる波を1度やり過ごしたかと思うと次の波に乗ってフルスロットルで滑り込んでいくのだ、両側の岩に激しく波がぶつかり波しぶきがあがるのを横目に港へ滑り込むと、そこには船長のお兄さんとMyハニーのお出迎え。 「釣れたみたいですねぇ〜」っとニッコリと笑顔を見せる若女将であった。
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〜 二日目終了 〜 沖を上がって、小生は釣れた魚を会社の同僚に送る作業。 船長に世話になって漁協からクール宅急便を出した。 宿に戻って船長と釣り談義。 その間に一人づつ交代でシャワーを民宿に借りて潮を流した。 船長は過去の釣果の写真を前に、能弁な語り口を続ける。 これがまたものすごく面白かった。 沖を上がってからもお茶やコーヒーを飲みながら船長とゆっくり会話ができるなんてのもこれまた楽しいひと時である。 また是非来たい船宿の一つになった。 
さて、海老丸を後にして大御所たちと西へ、途中で相棒さんとも別れて館山港へ向かい昼飯を食べてからいざ外房を北上して三日目の釣り宿へ向かう、目的地は「天津小港」だ。 ちょっと台風の動きが心配だけど、今日も天気予報では2mから3mの波といっていたのだが凪だったわけで、明日も大丈夫だろう・・・とまずは向かったのであった。 
・・がしかし、小沢丸へ到着して岸壁をみると船はすでに台風を避けるために岸へ上げられていた。 船宿では大船頭と若船長がいた、大船頭が海をみながら「波が高くなったおぅ、今朝はあの岩に潮がかぶっていなかったが、いまは2倍だおぅ、明日はむずかしいでぇ」 と言う。 港が今改装中のため、まだ完全に波消しブロックが入っていないらしく、波が港の中に入ってきてしまい、もし明日出れたとしても帰ってきてから船を岸に上げるのが難しいのだそうだ。 望みは薄いが予定は3日間なのだから帰ってもしかたない。 まずは今夜小沢丸の仮眠所で一眠りして・・・っと言うことで、鴨川のかんぽの宿で展望露天風呂に入り生ビールを飲み、小沢丸近くの「味久」で小宴会。 お酒の力も手伝って仮眠所でいい気分に浸っていると・・「明日はだめだぁなぁ〜、予報が悪いもんでおぅ、5mだっちゅぅもんよぉ、だで明日はわりぃけんど出れねぇで、ごめんよ」と大船頭がツルツルピカピカの頭で仮眠所に来て言った。 残念だが仕方が無い。 力が抜けてしまったわれわれはおとなしく眠ったのであった。 |